2013年8月1日木曜日

SHARP、4~6月期決算は30億円の黒字。携帯電話事業も黒字を確保へ

SHARPは本日8月1日、2013年4~6月期決算を発表し、連結営業利益が30億円の黒字(前年同期は941億円の赤字)に転換したと発表しました。

液晶事業が好調で、特にSamsung電子向けテレビ用パネルの出荷で亀山第2工場の稼働率が80%超となり、円安も収益改善に寄与しました。収益性の高い中小型パネルの割合は10%程度だったということです。

スマートフォン事業は、NTTドコモがSonyとSamsungの端末を優遇する「ツートップ戦略」を打ち出したことで苦戦したものの、それでも黒字を確保したとのこと。ただ来年3月期の販売台数は従来計画の680万台から550万台に引き下げを余儀なくされました。

スマホ事業から撤退したNECのほか、Panasonicや富士通などは携帯電話事業の苦戦が伝えられていますが、SHARPは一応の黒字を確保した形となりました。

情報元:ロイター通信