2012年10月8日月曜日

中国HuaweiとZTE、安全保障上の脅威に。アメリカ議会が報告─スパイ疑惑で

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中国の通信機器メーカー「Huawei」および「ZTE」が中国政府のスパイであるという報告書が米下院諜報委員会においてまとめられました。

米下院諜報委員長のRogers氏は米国企業に対し「あなたが消費者のプライバシー、知的財産・米国の安全保障を心配しているのなら、ZTEやHuawei以外の別のベンダーを選択すべきだ」と勧告。米国内での両社製品の取引を禁止すべきだと結論付けたようです。

背景には、HuaweiやZTEが中国政府のスパイで、顧客の情報を裏でバックドアから中国政府に流しているのではないかという懸念がある模様。

Huaweiはこのような懸念を察知してか米政府へのロビー活動を強めており、2012年上半期だけで6ロビー会社を雇い、82万ドルをロビー活動に費やしてきたとも報告されています。

この正式な報告書は、米国時間10月9日月曜日に公表される模様。約1年にわたる米下院諜報委の調査によりまとめられたもので、HuaweiとZTEがスパイである事を裏付ける数々の証拠が掲載されているそうです。

経由:VERGE (追記)